投資信託・ブンさん
バランスファンドに”ブンさん”というファンドがあります。ブンさんは、ファンドオブファンズ(ファンドを投資対象とした投資信託のこと。)です。3つのマザーファンドに1/3ずつに投資しています。3つのマザーファンドとは、先進国のソブリン債(公的機関が発行する債券(国債など)のこと。)に投資する”ハイグレード・ソブリン・マザーファンド”。外国のリフォームマンション不動産投資信託証券に投資する”世界REITマザーファンド”。先進国の高配当株式に投資する”世界高配当株式マザーファンド”です。ちなみに、”ブンさん”とは愛称で、正式名称は”りそな・世界資産分散ファンド”といいます。ブンさんは、バランス型ファンドの中で、トップ3に入る人気のファンドです。ブンさんの人気の理由は、何でしょうか? 人気の理由は、分散投資をしつつ、高い配当を配ることも目指す投資配分にあります。具体的には、以下です。 ブンさんは、先進国のソブリン債に投資しつつ、より高配当の外国RETTにも投資しています。くわえて、同じく高配当の、外国高配当株式にも投資しています。ブンさんは、分散投資をしながら、高い配当を配ることも目指す投資配分であるため、人気であると解説しました。ただ、いくら人気のファンドだといっても、すぐ繰上償還をしてしまうようなファンドでは困ります。繰上償還は、主に総資産額が少なくなりすぎたときに起こるため、現在の高速バスの総資産額が十分に大きいか確認しておく必要があります。ブンさんの総資産額は、十分に大きいでしょうか?繰上償還とは、償還期限が終了する前に償還されること。預けていた投資資金を返されるため、新たに投資先を探さなくてはならなくなる。 ブンさんの総資産額は、十分に大きいです。具体的な額は、5169億円です。また、ブンさんが投資するマザーファンドの総資産額の合計は、5657億円です。内訳は、ハイグレード・ソブリン・マザーファンドが、2232億円。世界REITマザーファンドが、1758億円。世界高配当株マザーファンドが、1667億円です。ブンさんは、分散投資と高配当を両立しているため人気があり、繰上償還の危険性も低いと解説してきました。もし、あなたがブンさんの購入をきめたなら、次は販売会社を知らなくてはなりません。ブンさんは、どこで買えるのでしょうか? 以下の3つの銀行で購入可能です。具体的な銀行名は、近畿大阪銀行・埼玉りそな銀行・りそな銀行です。ちなみに、販売手数料は、いずれも2.1%です。一部の専門家により、グロソブの最大の人気のひとつである“分配金”が実は問題であるという指摘がなされています。毎月分配型のグロソブは、1ヶ月の分配金が40円。2006年1年間で、40円×12ヶ月=480円の分配金が出されました。2006年の基準価額は平均8,000円程度でしたから、480円÷8,000円=6%。年間で6%もの分配金が出ました。ここで冷静に考えてみて下さい。米国の債券利回りは現在5%弱。ユーロ圏は3%〜4%。米国とユーロ圏の国債だけで全体の7割を占めます。さらに、5%の英国や4%のカナダや0%〜1%台の日本を加えると、それら主要5カ国・地域で全体の9割に達します。ちなみに、グロソブには高金利で有名なNZや南アフリカの国債は入っていません。このような主要先進国の国債を中心としたグロソブの平均利回りはせいぜい4%程度。債券利回りから6%もの分配金を出すことは不可能です。では、どのようなカラクリになっているのか?差額を埋め合わせるために、円安による為替差益や新規で流入した資金を充てるということが行われます。新規資金流入を分配金に充てており、それを“グロソブの自転車操業!”とか“グロソブのタコ足配当疑惑!”とやや誇張する報道も見られますが、円安傾向が続いてればその批判は当たりません。ただし、昨年までのようなユーロや英ポンドの大幅な円安傾向が鈍化したり、過去2ヶ月生じているグロソブからの資金流出が止まらない場合は、大幅な分配金の減額は避けられないでしょう。グロソブ保有者の方は要注意です。もし、過去の高分配金額が維持されたとしたら、それこそ“タコ足配当”との批判は免れません。